主な検査・手術機器
IOLマスター700
白内障手術時に挿入する眼内レンズの度数を決定するために必要な器械です。度数を決定するには眼球の長さ・大きさを正確に計測することが必須です。従来は超音波を用いて器械を目の表面に接触して測定していましたが、IOLマスターは光を用いて測定します。しかも測定値が非常に正確です。
IOLマスター700は最新技術であるSS(スウェプトソース)OCTを用いて測定するため、ほとんどの患者様はこの器械で眼軸長測定が可能となります。従来の器械と比べ測定スピードが速くなり、患者様の負担が軽減しました。
これにより、白内障手術後の見え方を良くするため、これまで以上に患者様に合ったIOLの度数が決めやすくなります。
RFナイフ サージトロン
眼瞼下垂や眼瞼内反症などの手術で使用します。金属のメスやハサミと比べてより低侵襲な手術になり、結果、今までよりも腫れ、出血が少ない手術が可能となります。
一般的な電気メスよりも高い周波数で、より組織細胞中の水分子へ高密度に作用することで、侵襲を抑えた微細な切開・凝固を可能にします。
高周波ラジオ波により、組織細胞中の水分子への密度、集中性が高まります。そのため過剰な熱変成が抑えられ、組織損傷の少ない微細な切開・凝固を可能にします。
OCT(光干渉断層計)
網膜の構造を精密に検査するための最新の検査機器です。
OCTでは、網膜の厚さや網膜の断面を拡大して撮影することで、肉眼では認められなかった微細な以上や変化を調べることが可能です。
近赤外光を利用して網膜の断面像を得ることのできる検査で、患者さん自身にほとんど負担をかけることなく眼底の断面図をミクロンレベルで繰り返し撮影することができる検査機器です。
コンステレーションRビジョンシステム
これまでの手術装置からより高い安全性を目指した、最新鋭の網膜硝子体手術装置です。
あらゆる白内障・網膜硝子体手術や最新の極小切開手術にも対応。
全世界で使用されており、幅広い術式、きめ細かい手技、これまでの手術機械よりもさらに進化した高性能・多機能を兼ね備えています。